現場で働く幸生会スタッフの声
- 高齢者福祉分野
- 佐藤快征さん/入職5年目
渡邉美穂さん/入職8年目
川村こずえさん/入職2年目
- 障害者福祉分野
- 金田武志さん/入職18年目
小野寺貴紀さん/入職6年目
- 児童福祉分野
- 野村未来さん/入職9年目
伊藤絵梨さん/入職4年目
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- 金田武志さん
- 入職18年目。
水泉荘にて15年勤務した後、現在はほうゆうでご利用者の支援にあたるほか、後輩の指導も担当している
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- 小野寺貴紀さん
- 入職6年目。
東北福祉大学卒業後、ぱーとなーにて勤務。ご利用者の日常生活や活動全般のフォローにあたる。
「気さくに出迎えてくれた見学会で、この職場を選ぼうと思いました」
この職場を選んだ理由を教えてください
小野寺
福祉の仕事をしていた父親の影響で、小さな頃から障害のある方と接する機会が多くありました。そんな中で育ったので、「いつか障害のある方をサポートする仕事がしたい」という夢を自然と持つようになったんです。この職場を選んだのは、大学のOB、OGが多く就職していることも大きいですね。きっといい職場だろうなと思いながら見学に行くと、職員が気さくに出迎えてくれました。そうした職場環境に安心したこともこの職場を選んだ理由です。
金田
私は小さな時に要介護の曽祖母と暮らしていたのですが、その時に訪問入浴で家を訪れたヘルパーさんがとてもかっこよく見えたんです。その姿への憧れと、「人の手助けをする仕事がしたい」と思ったことで介護の道に進みました。私が幸生会を選んだ理由は、給与体系の手厚さです。私が就職したばかりの頃は今ほど福祉施設が多くなかったのですが、そんな中でも給与や福利厚生の充実に安心を感じられました。「ご利用者のためにもっと自分にできることはないか」という思いは、仕事をしはじめてからどんどん芽生えてきたような気がします。
「ご利用者の変化を感じられた時。それが私のやりがいです」
この仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか?
小野寺
ご利用者自身にできることが増えて、変化が見られた時ですね。ある程度の時間が必要ですが、少しでもできることが増えていくと本当にうれしいです。たとえば、食事の時にスプーンを持つことが難しかったご利用者が口まで運べるようになった時。思わず「やったー!」と言いたくなりました。
金田
仕事をし始めたばかりの頃、私はご利用者から「ありがとう」と言ってもらえることがやりがいだと考えていたんです。「ありがとう」が聞きたいから、何かをしてあげようとばかり思っていました。だけど介護や福祉の勉強をしていくうちに、自分だけが頑張ってもだめなんだとわかりました。福祉はチーム全員で支援のスキルをあげないといけないんだ、って。だから今はよいチームを作ることを自分の役割にしながら、後輩たちの成長を見ることが私のやりがいです。小野寺くんのような頼もしい後輩を見ているととてもうれしくなりますね。それがご利用者のためにもつながっていきますから。

「大切なのは笑顔でいること。そうすれば笑顔を引き出せる」
仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
小野寺
よく見ることに重きを置いています。障害のある方は、ほんの数分でも表情が変化します。そこに焦点を合わせて支援することが最適なので、「今、表情が曇ったな」とか「今すごく笑っているな」としっかり見ることが大切なんです。ご利用者のご家族との接し方も同じです。お会いした時に疲れているなと感じたら、それとなく「最近はどうですか?」と声をかけてみる。そうすることでなかなか口に出せない不安や心配事を引き出してあげたいんです。
金田
素晴らしい考えだね。ちょっとした心の変化にも気が付くということは、たしかにこの仕事にとって必要なスキルだと私も思います。それから、「笑顔でいること」も大切かな。自分が笑顔だとご利用者も笑顔になるとこの仕事で感じているので、いつも笑顔でいることを大切にしています。もちろん、職員に対してもね。みんなにはのびのびとした雰囲気の中で仕事に専念してほしいから。私が不機嫌だったら、仕事しづらいよね?(笑)
小野寺
そうですね。ちょっと気を遣ってしまいます(笑)。
金田
そうならないように、私は職員のみんなに明るく声をかけて、ちょっとした表情の変化にも気付いてあげたい。それも私の役割として大切なことだと思っています。

「法人内の保育園に子どもを預けて仕事に専念。仕事と家庭の両立が叶いました」
幸生会で働くこと。その魅力はどこにあると思いますか?
金田
私はプライベートでも幸生会の施設を活用してきました。たとえば、事業内保育施設である南中山すいせん保育園に子どもを預けながら仕事をしてきたこと。私は家庭が充実しないと仕事で力が発揮できないと考えているので、家庭と両立しながら安心して仕事に打ち込むことができたのは本当にありがたかったですね。この働きやすさは本当に魅力だと思います。これからは小野寺くんも活用することになるんじゃないかな。
小野寺
私が大学生だった頃、先輩達が金田さんと同じように「子育てしやすい職場だよ」と言っていたことを思い出しました。結婚した今、私もその言葉の意味をひしひしと実感しているところです。この職場は休みが取りやすいのも魅力ですね。忙しい仕事だと思われることが多い分野ですが、幸生会では「きちんと休みを取ってね」と言ってもらえる。自分の時間を大事にできるのはいいことですよね。

「何気ない時間を一緒に過ごす。それだけで笑顔になれます」
この仕事を通じて笑顔になるのはどんな時ですか?
小野寺
職員もご利用者もみんな、人と関わることが大好きな人たちばかり。だからご利用者と一緒にいるだけで笑顔になります。特別なことをしているわけではありません。日常の何気ない時間にご利用者と一緒に過ごすだけで、もう笑顔になりますね。
金田
障害がある方は、なかなか自分の気持ちを表現できないことが多いんです。そんな中で笑顔になってくれることは、私たちにとって本当にうれしいんです。
小野寺
不安定な様子を見せるご利用者もふとしたタイミングで笑ってくれたり、今まで職員に声を掛けなかった方が突然名前を呼んでくれることがあるんです。だから、日常のふとした瞬間に笑顔になることが本当に多いんですよ。
「仕事を通じて感じられるやりがいや幸せ、喜びを分かち合いたい」
これから一緒に働くことになる方へメッセージをお願いします。
小野寺
就職先に悩んでいる学生さんもいるかと思いますが、若いうちにいろいろな経験をしてほしいと思っています。私自身、学生の頃はボランティアサークルに所属して子どもや年配の方、そして障害者の方まで、たくさんの人と出会うことができました。今、その経験がこの仕事に活きています。また、この仕事は対人の援助がメインになるので、人と関わるのが好きなことは強みでもあり、働く上でも大切なことだと思います。
金田
そうですね。たしかに若い人はたくさんの経験をしたほうがいいと私も思います。そして、失敗もたくさんしたほうがいいんじゃないかな。怒られたら嫌だ、とにかく失敗はしたくない、と先輩や上司の顔色をうかがってしまい、なかなか自分を発揮できない人もいるかもしれません。でもこの職場では、年齢の近い先輩も上司も、あなたのことを必ずフォローします。もし何か問題が起きても真剣に話し合って解決したいし、その方法も一緒に探します。だから心配しないでください。仕事をすることで見つかるやりがいや幸せ、喜びを一緒に分かち合っていきましょう。
